こんにちは、moruです。
ニュースをみると毎日、
「今日の日経平均株価は~」という話が出てきますよね。
日経平均株価(=日経225)というのは、
選ばれた日本の代表企業225社の株価の平均を出したものです。
トヨタとか信越化学工業とか大企業が入ってます。
で、その225社は毎年2回入れ替えが行われます。
(※毎年4月と10月の第1営業日)
投資をやってない人はあまり日経平均株価に興味ない人が多いです。
でも、意外と全員に関係したりもするんですよ。
日経平均株価が上がった方が全国民にとって望ましいことなんです。
以下、一つずつ説明していきますね。
この10年の日経平均株価の動き
以下の日経平均株価のチャートを見てみましょう。
月足で表示しています。
2013年のアベノミクス以降、
株価が右肩上がりに上がっています。
日経平均株価が上がるということは、
日本企業の株価が上がっているということです。
アベノミクスで異次元金融緩和をしたことで、
企業は資金を低金利で借りやすくなり、
売上や利益を伸ばすことができました。
また、企業の法人税を下げたことで、
利益の押し上げに繋がりました。
そして本当なら企業の利益が上がる分、
社員の給料もどんどん上がるはずだったのですが、
ここで問題なのは、各企業が社員の給料を上げずに
利益を貯金(=内部留保という)してしまったんですよ。
だから、物価上昇が最近まで遅れたわけです。
でもここからの日本市場は、
今までの流れを断ち切る動きをし始めているので、
インフレと共に賃上げされることが期待されます。
さて改めて、日経平均株価が上がるとどうなるか?
簡潔にお話して行きますね。
日経平均株価が上がるとどうなるか?
①株を持っている人は儲かる
当然ながら、日経平均が上がると
全体的に企業の株価が上がりますから、
株を持っている人はウハウハです。
事実、アベノミクス以降、株をやっている人の中で
たくさんの億り人が誕生しました。
②企業の利益が上がる
基本的には企業の利益が伸びると株価は上がります。
もちろん、為替の影響や金利による影響など
色々と加味しなければいけない点もありますが、
基本的に日経平均株価が上がっているということは
企業の利益が伸びている証拠でもあります。
当初のアベノミクスの狙いとしては、
- 金融緩和をして企業の利益を伸ばし
- 社員の給料を上げ
- 物価が上がり
- デフレ脱却
という狙いがあったのですが、
これは前述のとおりです。
まさかの企業の利益が伸びた時に、
これらの分を社員に還元するのではなく、
内部留保に使ってしまったのが大問題なんですよ。
その結果、企業の利益は上がっているのに
社員の給料は思うように上がらず、
デフレ脱却できず・・という状態が続きました。
今後はその流れが徐々に変化してきていて、
- 社員の給料を上げる
- 株価を上げる
という意識を各企業の経営陣が少しずつ持ち始めています。
③社員の給料は上がる
株価が上がって企業の利益が上がると、
社員の給料も上がりやすくなります。
しかしながら、企業が内部留保し過ぎていて、
社員の給料が思ったように上がらないという現象が
ずっと続いています。
その流れを断ち切るための、
「賃上げ!」「賃上げ!」「賃上げ!」ブームが
今まさに到来している感じはありますよね。
④インフレになる
日経平均株価が上がるということは、
日本に資金が集まってきているということです。
前述したように、企業に資金が集まれば、
事業投資や設備投資にお金をたくさん使えて、
企業の売上や利益は上がりやすくなります。
そうすると、社員の給料も上がり、
人々の消費活動が盛んになり、
物価が上昇していく(=インフレ)。
という流れです。理論上は。
今までは日経平均が上がっていても
物価が上がりにくかったのですが、
2024年に入って大きな変化が訪れていますね。
タイムラグを経て、物価が上昇し始めています。
34年間の長いデフレ時代に終焉を迎えました。
人々の収入は上がっていないという矛盾が
ずっと続いている状況です。
⑤逆も成り立つ
ここまで日経平均株価が上がるとどうなるか?
についてお話してきましたが、
言い換えれば、逆も成り立つということです。
- 株を持っている人が儲かっていれば日経平均株価が上がるし
- 企業の利益が上がれば日経平均株価も上がるし
- 社員の給料が上がれば日経平均株価も上がるし
- インフレになれば日経平均株価も上がる
併せて覚えておきましょう。
日経平均株価は上がった方がいい?
日経平均株価はもちろん上がった方がいいです。
株をやっている人も、企業も、社員さんも、
日経平均株価が上がることで自分たちの収入を
上げることに直結しますからね。理論上は。
日経平均株価が上がっているときは、
俗に「地合いが良い」という言い方をします。
地合いが良いと、関連する個別株も
それに引っ張られて上がりやすいからです。
今回のまとめ
日経平均株価は常にチェックして追いかけて行くといいです。
まさに日本経済の盛り上がりや発展性を示す指標と言えますので。
あくまで僕の考えとしてですが、
今後も長期目線で日経平均株価は上がって行くと思っています。
理由は、デフレを脱却してインフレに突入したことです。
各国の経済は歴史上サイクルで動くので、
これからの日本はインフレサイクルに突入します。
つまり、経済発展サイクルに突入するということで
日本株の未来は明るいなと感じます。
それではまた!
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