【株初心者入門】必読!株の始め方
はじめまして。株式投資家のmoruと言います。
とある田舎に住む兼業投資家です。
昼間は本業の仕事をして、夜に株のチェックや注文を出す感じでコツコツやっています。
僕自身は2015年からFXにチャレンジし大失敗。2018年から投資全般(特に株式投資)の勉強をし始め、実際に色んな人から株を勉強させていただきました。
2020年~はひたすら自身で株を分析して試行錯誤を繰り返し(たぶん1日8時間くらいやってたと思います)、結果的に自分自身、再現性の高い取引手法やルールを確立することができました。
2021年5月から、元手200万円で本格的に株式投資をスタート。
僕のこれまでの株の実績は包み隠さずに公開していますので、もし気になった方はチェックしてみて下さい。
ほとんどの人は、株に対して以下のようなイメージを持っているようです。
- 株ってギャンブルじゃないの?
- 投資はとにかく損するイメージがある
- パソコンの画面を何枚も用意して、ずっと監視してなきゃいけないイメージ
- 株で上手く行ってる人は特別な人脈があって裏情報を入手したりできる人でしょう?
- とにかく分析とか難しいイメージがある
- 株は頭が良い人じゃないとできないよね?
こういった方々がほとんどだと思います。以前の僕自身も全く同じように思っていました。だから、2015年までは一切、投資に手をつけようとは思っていませんでした。
いざ自分が色んなことを学んで経験して行くと、意外とそうでもありませんでした。
少なくともこのブログを読み進めていただければ、
- 株は努力すればギャンブルじゃなくてスキルになる
- 損失をコントロールできればトータルでプラスにできる
- ノートPC1台とスマホがあれば本業をしながらでも十分にできる
- 株で上手く行ってる人も他の人達全員と全く同じ条件
- 分析は要点を抑えれば意外とシンプル
- 株は正しいやり方を知れば誰にでもできる(向き不向きは実際あります)
というように、大方のイメージは覆ると思います。
- 株に興味はあるけど何からどう始めたらいいか分からない
- 株で資金を増やせるなら、実際に増やせるようになりたい
- 周りで株をやっている人がいないので、実際に株をやっている人の話を聞いてみたい
- 株式投資で一度痛い目をみたが再チャレンジしたい
- 年金や貯蓄だけでは老後の生活が不安
- 積立NISAやiDeCoはやってるが、それだけじゃ物足りない
- 給料の他に安定的な収入源が欲しい
こうった方は、ぜひ僕のブログを隅々まで読んでください。
全くの株初心者の方でもゼロから理解できるように一つ一つ分かりやすく教えて行きますので。
まずは入門編として、「株の始め方」というテーマで、株の仕組みや株をやるメリット、デメリットについてお話していきますね。
それではやって行きましょう!
株式投資の仕組みを初心者向けに分かりやすく解説
株式投資はお金を増やせる反面、安易に手を出すとお金が減るリスク可能性もあります。
株の世界には、実際に数億円とかそれ以上になると数十億まで増やしている人けっこうもいます。反対に、損失を出して退場して行く人もいます。
その違いは何か?と聞かれば答えは明確で、前者は「スキル」、後者は「ギャンブル」ということです。
言い換えれば、安易に手を出せば大やけどしてしまう可能性は高いですが、きちんとスキルとして身につけることができれば、以降の人生において株式投資は資産を増やす強力な武器になるということです。
まずは株式投資についての理解を深めていただくために、
- 株とは?どういう仕組み?
- 株でお金が増える仕組みとは?
- 株はギャンブルじゃないの?
- 損をコントロールする投資のやり方とは?
- moruの実際の株の取引環境を公開
- moruが実際に使っている株の情報サイトは?
- 株の分析の仕方は?
- 株で失敗する人ってどんな人?
この辺りのを一つずつ分かりやすく解説して行きますね。
株とは?どういう仕組み?
電車に乗る時に切符を買いますよね?最近はSuicaをスマホに入れてピッとやる方が多いですが。
株はまさにそれと同じで、企業の株を買う(=その企業に投資する)ともらえる切符みたいなものです。
- 企業は株を買ってもらうことで資金を調達し、自分達の事業に当てて売上や利益を上げる
- 株を買った人は株主となり、企業から利益の一部を還元してもらえる権利を持てる
といった関係性で成り立っています。
昔は株券という紙媒体を窓口で受け渡していたようですが、昨今ではネット証券口座の普及によって、紙媒体の受け渡しはせずに、ネットですべてできるようになりました。
つまり、ネット環境があれば場所を選ばずスマホで株を売買できるようになっています。便利な世の中になりましたね。
株でお金が増える仕組みとは?
「株を買うことは、その企業の株主になるということ。」
少し大袈裟に聞こえるかもしれませが、そういうルールです。
ほんの1株でも、100株でも1万株でも、買う株数に限らずその企業の株を買った時点で、その企業の株主になれます。

実際はネット証券口座にログインしてポチっと注文するだけなのであまり株主になった!というような実感は湧きませんが。
株主になると2つの仕組みでお金がもらえる機会を得られます。「株で得られる2つの利益」とも言われます。
【1つ目】インカムゲイン(=配当金)
企業から株主に「投資してくれてありがとう!」ということで、配当金がもらえます。
企業と株主(=株を買った人)の間には、
- 企業は自分達の事業を発展させる為に資金を調達したい。
- だから株を発行して資金調達をする
- 資金調達ができると設備投資などに使えてさらに事業が盛り上がる
- 企業は株主に利益の一部を配当金として還元する
というウィンウィンの関係性が成り立っている。
配当金は基本的には年2回、株主に支払われます。
各企業によって、「配当権利付き日」というのが年2回決まっていて、その日までに株を持っている人であれば全員が対象になります。



証券口座にログインして配当金の振込先を入力しておくところがあるのですが、そこに入力した口座に自動的に振り込まれて来ます。
ほとんどの企業は配当金を出してくれますが、上場したばかりの企業や業績が芳しくない企業などでは配当金を出さないケースもあります。
平均的にはだいたい年間で2~3%の配当利回りで還元してくれる企業がほとんどです。銀行に預金するよりも利回りは良いですね。
多い企業になると4~7%、少ない企業は0~1%って感じでしょうか。
特に、富裕層の人たちはほぼ全員と言っても良いかもしれませんが、株の配当を活用しています。
5億円を投資して年間4%の配当が入るなら、それだけで毎年2000万円のインカムゲインが確立できますからね。
資金がたくさんある人は株だけでなく債券、REIT、金、通貨、投資信託などに分散投資して、色んな所からインカムゲインが入ってくる仕組みを作っている方も多いです。
【2つ目】キャピタルゲイン(=差益)
キャピタルゲインとは、差益のことを言います。
これは配当とは違い企業から受け取るというよりは、株価の変動を利用してその差益を得るという方法です。
株は常に市場で色んな人が売買を繰り返しているため、株価は常に変動しています(※ちなみに「株価」とは、「1株あたりの価格」のことを言います。)。
- 買いたい人が多いと株価は上がる
- 売りたい人が多いと株価は下がる
- 買いたい人と売りたい人が拮抗している時は株価はヨコヨコ動く
つまり、+2000円×100株=+20万円のキャピタルゲインを得られたということになります。
株はギャンブルじゃないの?
初心者が安易に手を出せば株はギャンブルですが、資金管理や正しい取引を学び、きちんとルールを守ってできるようになるなら、株はスキルとなります。
ギャンブル投資はラッキーパンチはあれども結果的には損失が膨らみますが、スキルとしての投資であれば、損失も出るけど、結果的にはトータルでプラスになる取引ができるようになります。
僕自身も投資をやり始めた頃は、最初はラッキーパンチで増えましたが、資金管理やルールが疎かだったので次第に損失が膨らみました。結果的に大きなマイナスに・・。
でも、自分の手法を確立させてからはトータルでプラスで増やせるようになっています。年々上手になっていることを実感していて、今ではかなり自信を持ってエントリーできるようになっています。
車の運転免許でも、まずは教習所で勉強したり運転の実践練習をしてから路上デビューしますよね。株式投資も全く同じです。
投資全般において言えることですが、安易に手を出すと大やけどを負いますから、必ずちゃんと勉強&練習してからやった方が良いと思います。
このブログでも、僕が実際に培ってきた知識や経験、実際のやり方をお伝えして行きますので、一つの参考にしてみて下さい!
損失をコントロールする投資のやり方とは?
空気中に酸素と二酸化炭素が当たり前にあるように、投資には利益と損失があります。
株でもFXでも投資信託でも、投資には必ず損失のリスクがついてくるんですよ。
超重要なポイントは、その損失をいかにコントロールできるかどうかです。なぜなら、損失をコントロールできるようになれば、トータルでプラスにできるからです。
損失をコントロールする為に必要不可欠なアクション
株は決済するまでは株価の動きに合わせて常に利益と損失が変動します。
つまり、買った株が上がれば利益が出ます。この時、決済するまでの利益を「含み益」と言います。含み益を決済することを「利益確定(=利確)」と言います。
反対に、買った株が下がれば損失が出ます。この時、決済するまでの損失を「含み損」と言います。含み損を決済することを「損切り」と言います。
利確も損切りも常に自分の判断でコントロールできます。損切りしようと思えば、すぐに親指でスマホを押せば損切りができるのです。とても単純なアクションです。
しかし、その単純なアクションができない人が多いです。「損を出したくない!」という邪念が正しい損切りのタイミングを遅らせて、結果、損失が膨らんでしまうことに繋がっています。
買った株が上がればOK。でも必ず上がるとは限らない。
買った株が予想に反して下がるなら、普通に損切りをする
これを守るだけで株式投資で大きく失敗することはありません。
むしろ、僕の経験上、
ちょいちょい損切りがないとトータルでプラスにはなりません。
多くの人が勘違いをしていることでもあるのですが、利益確定したから正解、損失が出たから不正解ではありません。
一つ一つの取引をルールを守って正しく取引できているか?がすべてです。
ルールを守って正しく取引ができているなら損切りでもナイス取引です。反対に、ルールを守らずに利益が出たとしても、それはポンコツなクソ取引だということです。
moruの実際の株の取引環境を公開
一般的に思われている株式投資に対するイメージは、パソコンの画面がいくつもあって、常に株価をチェックしていなければいけないといったものです。
僕も昔はそのようなイメージを持っていたのですが、実は株の投資スタイルにも色んな種類があるので、必ずしもずっと監視している必要はありません。
確かに、デイトレードと言ってその日のうちに何度も取引をする投資スタイルだと、パソコン画面を何枚も用意して画面にへばりついていなければいけません。
しかしながら僕自身は、昼間に仕事をしながら株式投資をしているので日中は株を見れないことが多いです。なのでデイトレードではなく、スイングトレードを行っています。
スイングトレードとは、相場が開いている日中(9時~15時)は株を一切見ずに、夜寝る前に見て注文をする。そして、一度注文したら数日~1ヶ月程持つという投資スタイルです。
昼間に本業があるサラリーマンの方々はデイトレードはやりにくいと思いますから、スイングトレードはおすすめの投資スタイルの一つです。
僕の実際の株の取引環境をお見せします


意外ですか?
よく言われますが、本当にこれだけです。
基本的にノートPCもしくはスマホで株の情報やチャートをチェックして、注文する時はすべてスマホでやっています。
ネットが繋がるところであれば場所は自由です。僕の場合は夜寝る前に株のチェックや注文をしていますが、たまに電車の中で注文したり、なんならゴルフしながら取引することもあります。



僕の場合、株の注文時間は①相場が動いていない夜の時間帯もしくは、②14:45~15:00までの時間帯(※ただし、見れる時だけ)です。
1度株を買ってしまえば数日~1ヶ月ほど保有するケースがほとんどなので、あとは1日1回チェックする感じです。「決済するか?継続して持つか?」のチェックです。(このチェックだけなら実質1銘柄につき1分もかかりません)。
投資スタイルの種類については以下の記事で詳しく書いていますので、参考にしてみてください。


moruが実際に使っている株の情報サイトは?
株の情報サイトは色々ありますが、僕が使っているのは一つだけです。
基本このサイトをベースに情報収集をしています。
- 株探で銘柄を探す
- 銘柄をリスト化して毎日チェックする
- エントリー(=株を買う):スマホで注文
- エグジット(=利確または損切り):スマホで注文
- これらを繰り返すのみ
って感じです。
あとは、軽くチェックするのはニュースサイトくらいですね(日経新聞やYahooのニュース、気になったワードを検索して調べるなど)。
なぜ株探かというと、個人的に見やすくて好きだからです。
チャートは今はトレーディングビューを使っていますが、ぶっちゃけ証券会社のチャートはかなり見やすいのでどちらでも良いと思います。
また、各証券会社にしかない便利なツールもあるので、それらを重宝しています。
株の分析の仕方は?
株の分析と言われるとかなり細かく決算資料を読み込んで・・・といったイメージがある方は多いと思います。
もちろん、徹底的に分析されている投資家の方々もたくさんいらっしゃるのですが、僕の場合は本業をしながらなので1日の株にかけられる時間が限られてるんですよ。
なので、
チャートを分析することを「テクニカル分析」と言い、企業の業績などを分析することを「ファンダメンタル分析」と言います。
僕はテクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を使って取引しています。比重は8:2くらいですが。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析については別記事で具体的に教えて行きますね。
株で失敗する人ってどんな人?
株でたいてい失敗する人は共通して以下の特徴があります。
一つずつ見て行きましょう!
1.安易に株(=投資)に手を出す人
何度もお話していることではありますが、安易に手を出すのはギャンブルと同様になってしまいがちです。ラッキーパンチで増やし続けられるほど投資の世界は甘くはありません。
何と言っても、株式投資はスキル(=実力)が必要不可欠です。
株で勝っている人はたまたま勝っているわけではなく、トータルでプラスになるように、損失をコントロールできているからです。
まずはしっかり株の知識ややり方を学びましょう。
そのうえで、最初は資金を入れずにデモで練習してみて、ある程度慣れてきたら資金を入れて取引をして行くのがベストです。
2.他人に依存する人
例えば、Twitterで人気のある人がつぶやいてたから買ったとか、有名な人が買ったから私も買ったとか、友人知人に買った方が良いと言われたから私も買ったとか、尊敬する人が薦めてくれたから買ったとか、そういった他人に依存する形で投資することは絶対にオススメしません。
他人や他社に依存して上手く行く世界ではありません。投資はあくまでも自己責任です。他人のせいにする人は絶対に報われません。投資に限らずどんな仕事でも言えることだと思います。
僕も昔はTwitterを見ながら投資している時期がありましたが、僕の経験上、結果的に得をしたことは一度もありません。他人や投資顧問会社が薦める銘柄を買う等も同様にオススメしません。
なぜ断固としてオススメできないかと言うと、そもそも、自分の判断でない投資は自分でコントロールできません。つまり結果的に敗北します。
株式投資をやることの価値は資産を増やせることももちろんですが、それ以上に、自分の力で資産を増やせるようになるスキル(=実力)が身につくことにあります。
「スキルこそ真の価値」です。スキルさえあれば、いくらでも立ち上がることができますから。
3.感情的、やけくそになる人
株式投資は損失のコントロールが命です。
損失が出た時に感情的になり、やけくそになり、自分のキャパ以上の資金を使ってしまう傾向のある人は注意が必要です。
一つ一つの取引を正しく行えればトータルでプラスになるのですが、感情的ややけくそはその真逆のアクションになってしまいますからね。
そういう意味では、意外とビビりな人の方が上手く行きやすかったりします。損失のことを常に考えて行動できるからです。
最初は意外とビビりでも、慣れてくるとルール通りに良いタイミングでエントリーできるようになってきますから、そのステージまで行くと強いです。
4.1年間、続かない人
株式投資の世界は本当に不思議で、「続ければ続けるほど」上手くなります。
僕自身も株をスタートした頃よりも今の方が圧倒的に上手になっていることを実感しています。
経験を積み重ねる中で、
- 「またこのパターンが来たか!このパターンは得意だから積極的に入ろう!」
- 「このパターンか!これは今のうちに撤退しておこう!」
といった要所要所の判断が、素早くなって行く感じですね。
ぶっちゃけ続けたもん勝ちみたいなところもあります。
ほとんどの人は少しやって上手く行かなかったらすぐにやめてしまいがちですけど、株式投資はコツコツと続けた人が最後には勝つ世界です。
株はどうやったら買えるの?
「株はどうやったら買えるの?」
そんな疑問が頭に浮かぶのではないでしょうか。
貯金しようと思ったらおそらく銀行口座をつくりますよね?
投資するには、証券口座をつくればOK!
株式投資だけでなく、FXも投資信託もREITも債券も、すべての投資商品は証券口座で行うことが可能です。最近話題のNISAやiDeCoも自分の証券口座で行うものです。
つまり、株を買うなら「証券口座」を開設することで、実際に株を売買できるようになるってことです。



証券口座を開設すると自分のIDでいつでもログインして、パソコンでもスマホからでもいつでも自由に取引することができます。
証券口座と銀行口座の決定的な違い
あまり知られていないのですが、銀行口座の預金は「預金保険制度(ペイオフ)」というのが法律で適用されています。
つまり、「その銀行が万が一経営破綻した場合に、元本1000万円までとその利息分が保証される」という法律です。
逆に言えば、仮に1000万円を超える預金額を銀行口座に入れていた場合、1000万円までしか保証されないということです。
それに対して証券口座は、「分別保管制度」というのが法律で適用されています。
分別保管制度というのは簡単に言うと、証券会社の資産とユーザーの資産を分けて管理しているって感じです。
つまり、その証券会社が万が一経営破綻した場合でも、預けている資産は一切失われません。
個人的には、
moruも使うオススメの証券会社
僕の場合は、用途に分けて各証券会社を活用させていただいています。
2023年7月現状では、
- 注文はSBI証券、GMOクリック証券
- チャートは松井証券、auカブドットコム証券
- 投資信託はSBI証券、楽天証券
- 企業の細かい分析はマネックス証券
って感じです。
資産が今よりもっと増えれば、各証券会社で分けて取引をして行こうと思ってます。
それぞれの証券会社の登録方法、基本的な操作方法、利点や強みについては別記事でまとめていますので、そちらを参考にしてみて下さい。
株はいくらから始められる?
昨今の株式投資の業界は取引手数料が年々安くなったり無料になったりと、どんどん取引環境が良くなってきているので、会社員の方々や主婦の方、学生の方でもかなり参入しやすくなっています。
NISA口座を作る人も徐々に増えて来ていて、まさに「貯蓄から投資へ」の社会的な変化は起こり始めていると言っていいでしょう。
現在では、1株~の少額からの取引が可能
これまでは最低100株からしか取引ができなかったのですが、最近では1株~の取引が可能な企業も増えています。
ネット証券会社も1株~の少額取引が行えるようにしてくれている所がほとんどです。
東京証券取引所に上場している企業は全部で約4000社ほどあって、株価は各企業によって様々です。
以前は最低100株だったので、株価が500円の企業だと最低5万円~、株価が3000円の企業だと最低30万円からしか取引できませんでしたが、最近はかなり少額からでも投資をすることが可能です。
余談ですが、2015年くらいまでは最低1000株からしか取引ができない企業がほとんどだったんですよ。株価が3000円の銘柄なら最低でも300万円必要だったので、株式投資に対するハードルは高めでした。



株の取引手数料も年々安くなっていて、どんどんみんなが株を買いやすい環境が整ってきているんですよ。有難いことです。
根本的に株数に関わらずやることは一緒
例えば、某A社の株を1000円の時に10株買ったとして、株価が3000円に上がった時に売れば、「+2000円×10株」=+20000円の利益確定となります。
今回は10株を買った例で話しましたが、結局、株数に関わらずやることは一緒で、
「これから上がるであろう株を買って、上がったら売る」
これだけです。
今回の例で言えば、
- 1株買っていたら+2000円の利益確定ですが、
- 100株買っていたら+20万円の利益確定になるし、
- 1000株買っていたら+200万円の利益確定になるし、
- 10000株買っていたら+2000万円の利益確定なります
株数によって得られる利益が変わるだけで、やっていることは一緒ですよね。
購入できる株数は人それぞれの資金量によって変わりますし、その人のルールによっても変わります。
コツコツと株式投資を続けて行って資金が増えたら、1万株で取引できるのが誰しもの理想ですよね。
株の初心者はいくらから株をスタートすべきか?
実際に資金を入れて株をスタートさせる前に、必ずデモで何度も練習をしてからの方が良いです。
その前に株のやり方や考え方、知識も学ぶ必要があります。
僕も株の取引を実際にスタートする前に、株の本を読んだり実際にやっている人から学んだりして、その後はデモで紙に手書きで買った日と売った日を書いて、何度も何度も株の練習をしていました。
株の練習はすればするほど上手になるのでオススメです。
まだ初心者の方は特に、
- 僕のブログを見て勉強する
- デモで株の練習をする
- 慣れてきたら1株~実際に取引を開始する
- 徐々に買う株数を上げて行く
- 1000株や1万株で取引できるようになるまでコツコツ頑張る
これらを実践していくことで、株式投資を自分で行えるようになります。
たとえお金がたくさんあったとしても、いきなり1000株や1万株での取引をするのはオススメしません。
ボクシングの試合と一緒で、いきなり試合に出るのではなく、しっかり基礎からトレーニングを積んで、自信がついてから試合に出る方が勝率は高くなります。
一攫千金を狙うのが株式投資ではなく、日に日に株のスキルを上達させて毎年利益を着実に積み重ねることの方が重要なポイントですから、頭の隅に入れておいて下さいね。
ちなみに、現在では最低100株~の取引が各企業のベースのルールになっていて、1株~の取引をする場合に若干証券口座の手数料やルールが変わります。
その辺についてはこちらの記事に詳細をまとめていますので参考にしてください。
株のメリットを初心者向けに分かりやすく解説
株式投資のメリットを僕の経験から分かりやすく解説して行きますね。
メリットばっかりお話しててもダメなので、デメリットも続けてお伝えします。
その上でもし、「株式投資にチャレンジしてみよう!」と思えたなら、やってみる価値は全然あると思います。
【株のメリット①】税金が20.315%一律!
これを真っ先に言わずにはいられません。
所得税は累進課税制度という決まりがある
通常、会社員の方であれば給与所得、自営業の方であれば事業所得として収入が入っています。
それらの税金は「累進課税制度」というのが導入されていて、年収によって所得税と住民税が変わります。


例えば年収400万円の人の場合、所得税20%+住民税10%=計30%を税金として納めなければいけません。
これが例えば年収が4000万円を超える場合には、所得税45%+住民税10%=計55%を税金として納めることになります。
累進課税、おそるべし!
ですよね。
それに対して株は金融所得課税制度(=一律20.315%!!!)
株は累進課税制度ではなく、金融所得課税制度が適用されていて、一律20.315%(所得税15%+住民税5%+復興税0.315%)です。
その年の利益が400万円でも4000万円でも4億円でも、税金は一律20.315%です。
これは本当にすごいこと!ミラクルです。
まあでもその分、投資は常に損失のリスクと隣り合わせなわけですから、むしろ妥当だと思ってますけどね。
僕としては、日本人の2000兆円分の貯蓄を投資へという流れを実現させてかつ、1億円の壁を解消するならば、1億円未満の人は一律15.315%(所得税10%+住民税5%+復興税0.315%)にしても良いのではないかなと思いますけどね。で、1億円を超える人に関しては例えば一律25.315%にするみたいな。
ともあれ、所得税や社会保険料、消費税などが年々上がって行く中で、株の一律20.315%はかなり有難い救い船です。
同じ1000万円の収益でも約220万円の差が出ます。これはかなり大きな差ですよね。
税制上の恩恵を受けられることは、株式投資の最大のメリットの一つです。
【株のメリット②】億を稼げる可能性がある
あくまでも可能性です。本人の努力次第で可能性は広がると思ってます。
事実としてこの株式投資の世界には、数百万円から株をスタートして、資産を数億~数十億まで増やして個人投資家の方が意外とゴロゴロいます。
ある意味、株の先輩方がそういった背中を見せてくださっているのはひとつ希望になりますよね。
税制上の優遇がある分、給与所得や事業所得よりも億を稼げる可能性は高いのは間違いありません。
会社の上司で資産が数十~数百億まで増えてる人いる?
たぶん少ないというか、ほぼいないですよね。
しかし、株の世界にはゴロゴロいます。
どちらが希望のある世界か?と自分自身に問いかけた時に、僕は株式投資をやらない理由はありませんでした。
決して会社員のお仕事がダメとか言っているわけではなく、株式投資を仕組みとして一つ持っておくことで、「可能性の幅」は広がるかもしれませんねという話です。
すでに株の世界で億トレが多数いる事実、そこに可能性の幅を感じませんか?
100分の1頑張ればそれなりに資産が築ける可能性もある
資産を数十億~数百億円まで増やしている個人投資家の方々は実際にいらっしゃいますが、おそらく相当な努力をされています。生まれ持った天才肌の方もいると思います。
それでも、そういった人たちの100分の1でもできるようになれば、数千万~数億円の資産を築ける可能性は十分にあると思っています。
例えば、資産を10億円まで増やした人の100分の1でもできるようになれば、資産1000万なわけですから、100分の1くらいならできそうじゃないですか。
僕はそんな感覚で株式投資を日々楽しんでいます。
個人が早い段階で億稼ぐなら起業するもしくは投資しかない
僕は自分の経験からそう断言します。
まず、給与所得で億の資産は相当年収が高くないと難しいと思います。理由は累進課税で支払う税金額が多いのと、生活費でなかなか個人のお金は増えにくいです。
僕も給与所得が2000万円の時期がありましたが、支払う税金や生活費でなんやかんやで消えて行くので、その時期でも自分の貯金はほとんど増えませんでした。
次に事業所得でについて。自分で事業を起こして年収1億円を超える方々も多くいらっしゃるのですが、そのほとんどの場合は法人化されています。
法人のお金と個人のお金は全く別物ですので、個人のお金はさほど増えません。
結局、個人が早い段階で億を稼ぐなら
- 起業してビジネスを大きくして上場するもしくはM&Aでバイアウトする
- 投資で増やす
この2つです。
両方とも税率は金融所得課税の20.315%なので圧倒的に有利です。
①の起業はどちらかと言うとハードルが高いと感じる方は多いんじゃないでしょうか。僕も起業して大失敗した経験があります。
しかしながら、株式投資ならネット証券を開設すれば誰もが平等にチャレンジできるステージが用意されていて、本業をやりながらでも取り組みやすいと思います。
起業するのはハードルが高いと感じる方は多いですけど、株式投資はネット証券を開設すれば誰もが平等に戦えるステージが用意されています。
「俺は早い段階で億を稼ぎたいぜ!」という方はぜひ参考にしてみて下さい。
【株のメリット③】キャピタルゲインとインカムゲインの2つの収益
株は自分で売買をすることで差益を得るキャピタルゲインと、保有するだけで配当金がもらえるインカムゲインの2つの収益チャンスを得ることができるのは大きなメリットです。
長期的な資産形成を考えている人にとってはかなり有難いでしょうし、昼間に本業がある人なら株式投資を副業としても取り組みやすいです。
特に公務員の方は基本的には副業禁止ですよね。その他にも副業禁止の会社はまだちらほらあったりします。
しかしながら、株は法律上副業に該当しません。
就労規則で禁止されていなければ、公務員の方でも取り組みやすいと思いますよ。
【株のメリット④】経済の知識が身につく
株をやっていれば自然と経済の知識が身についてくるのも株式投資のメリットです。
自然とニュースにも目を通すようになりますし、次第にニュースの内容が理解できるようになってきます。
社会人は基本的に自分の仕事に関する知識は身につきますが、株をやることでより視野が広がるのは間違いありません。
また、お金に関する知識も身について来るので、自分の資金の管理が上手になります。
投資の知識が身につくのは有利になる
「貯蓄から投資へ」の考え方が日本でも広まって来ています。
徐々に日本もインフレに向かって進んでいますが、今後物価が上がって行くと、現金の価値は下がります。
例えば、銀行に預金していれば利息がつきますが、毎年+0.001%程度です。この時、単純に物価が1%上がったなら、間接的に損をしていることになります。
つまり、利息(利回り)が年利で0.001%の銀行に投資しているということです。
これは時間外でATMを1回使えば赤字になる計算です(※手数料が1回110円とかかるので)。
その代わり、銀行預金はすぐにATMから引き出せるという利点もあります。でも、最近では電子マネー使う人がほとんどなので、別に現金を持つ機会は少なくなっています。
であれば、もう少し利回りの良いところに投資した方が賢明です。
投資の知識が身につくことで、持っているお金を預金だけでなく様々なところに投資することができるようになります。
自分のお金の価値が目減りしないように、上手く資産をコントロールして生活して行きましょう。
将来、起業したいと考えている人は株式投資は必須!
将来は自分で何かしら起業して行きたい人や、既に自営業としてご自身でお仕事をされている人は、株式投資は必須と言えます。
その理由は2つあります。
財務の知識や経験が身につくから
株式投資に触れることで、色んな企業の決算を見れるようになります。
特にご自身がやろうとしている分野の上場企業の決算を見れるのは有利です。
「どこにどれだけのお金を使っているのか」「利益率はどのくらいなのか」「どういったビジネスモデルが秀逸なのか」などを分析できて、様々なヒントを得ることができるようになります。
また、株式そのものに詳しくなることで、ご自身の事業を拡大した時のゴール設定がしやすくなります。
財源確保に役立つから
株で資金を増やせるようになれば、そもそも軍資金が作りやすくなります。
また、法人化している人の場合は、その法人口座で株式投資を行うことも可能です。
【株のメリット⑤】株主優待がもらえる
株を買って一定期間まで保有すると、株主優待がもらえるのも魅力の一つです。
株主優待の内容は各企業が設定しているので、商品がもらえたり、サービス券がもらえたり色々あります。
僕も先日、コメダホールディングスから株主優待としてコメカ1000ポイント分使えるカードをいただいて、ナポリタンとカフェオレを食べに行きました!


【株のメリット⑥】株主総会に参加できる
株主は定期的に開かれる株主総会にも出席できます(強制ではないので別に出席しなくてもOKですが)。
僕も何度か企業の株主総会に出席していますが、社長のお話が直接聞けたり今後の中長期的な計画やお考えが聞けたり、とても刺激的です。
上場企業の社長の話を直接聞けるというのは価値があることなので、将来起業を考えている人や、すでに起業してチャレンジしている人にはオススメですね。
株のデメリットを初心者向きに分かりやすく解説
続いて、自分で行う株式投資についてのデメリットを僕の経験から分かりやすく解説して行きますね。
投資は自己責任ですし、決してラクして儲かる世界ではありません。
以下、デメリットを理解したうえで株式投資を行うようにしましょう。
【株のデメリット①】元本割れのリスク
当然、投資は損失が出るリスクがあります。
何度もお伝えしていますが、実際に資金を入れて株をやる前には必ず、きちんと勉強をして、デモで練習をして、ある程度の自信がついてからやるようにしましょう。
株は資産を増やせる可能性がある反面、リスクも伴います。
元本割れのリスクがある以上、あまり無理に資金を入れないことが大事
あくまでも、投資は余剰資金でやるようにするのが大切です。
時々、銀行からお金を借りて株をやり始めたり、貯金のほぼすべてを証券口座に入れて株をやり始める人がいますが、それは絶対にダメです。あまりにも危険すぎます。
資金を増やすことも大事ですが、資金を守ることも大切です。
無理は絶対に禁物。上手になるまではむしろ少額からの方が良いです。
株式投資は焦らずにコツコツが大切です。
株で破産する人の実態は「信用取引」によるもの
よく、「株で破産した」「株で退場した」というようなことを聞きますよね?
基本的に株の取引は現物取引と信用取引の2つがあって、信用取引は要するにレバレッジ3.3倍で取引できる注文の仕方なんですけど、レバレッジはかけない方が賢明です。
株で大きな損失を食らって退場する人の大半(というかほぼ全員?)は、信用取引によるものです。
信用取引はレバレッジがかかるので、投資した資金を超える損失のリスクがあります。それに対して現物取引はレバレッジなしなので、投資した金額を超える損失のリスクはありません。
初心者の方は絶対に現物取引で注文することを断固としてオススメします。
もちろん、取引に慣れてきて自信がついてきたら信用取引もOKですが、現物取引でやるよりも絶対的にルールを守る必要はあります。
この点はくれぐれも注意してくださいね。
【株のデメリット②】きちんと勉強せずにやると大やけどする
当たり前ですが、練習せずに本番に臨めば失敗する確率は高くなります。
受験勉強せずに大学入試を受けて受かる人はそうはいません。
株式投資も勉強&練習が何より大切です。
大事なのはすぐに資金を入れるのではなく、着実に実力をつけること!
株はスキルです。
実力さえきちんと身につけば、資金を増やすことは可能です。
投資成績はその人の実力によって左右されることを忘れないようにしましょう。
- 確立された取引ルール
- 相場を読む力
- エントリーとエグジットのタイミング
これらの実力によって、投資のパフォーマンスは変わります。
なので、資金を入れる前にはしっかり株の勉強をして、きちんとデモで練習をしてから始めるようにしましょう!
【株のデメリット③】現金を引き出すのにやや手間がかかる
銀行に預金していれば、ATMからすぐにお金を引き出すことができますよね(預金利回りが赤字になるのでATM手数料を払うのはなるべく避けたいですが)。
それに対して、証券口座の場合は銀行口座よりやや手間がかかります。
証券口座から現金を引き出したい場合、その証券口座に紐づけている銀行口座に一度資金を移してから、ATMでお金を引き出す手順になります。
特に株を買っている時に現金を引き出したい場合は注意!
株を買うと「=持っている現金を株に交換する」ということですので、もし100万円を証券口座に入金して70万円分の株を買ったとすると、残りの30万円が買付余力となります。
もし買付余力以上に引き出したい場合、一度持っている株を売却する必要があります。
だからこそ、基本的には何かあった際にすぐに現金を引き出せるよう常に銀行の通帳には100万~500万ほどは残しておき、その他の余剰資金を証券口座に移して資産運用して行くのがセオリーです。
先述した通り、銀行口座に1000万円以上入れておいても何らメリットはないですから、銀行口座と証券口座を上手く活用して資金管理できるといいです。
【株のデメリット④】周囲の友人・知人と株の話がしずらい
会社の同僚や先輩、後輩で株をやっている人がどのくらいいるか?
と聞かれれば、なかなか見つけにくいかと思います。
なんなら損失を出している人も多いので、余計に「自分は株やってます!」と言いづらいですよね。
昨今ではだいぶ投資に対する意識が高まってきて、会社員をしながら株に取り組む方々が増えてきているようですが、それでもまだまだ「株は怖い」「株は危ないもの」「株はギャンブル」という偏見が根付いているのが現状です。
特にご年輩の世代の方々は、「株は危ないもの!株はギャンブル!」という認識を持っている人は多いです。そりゃそうですよね。当時からバブルが弾けたり、山一證券が経営破綻したりと、ネガティブな時代を歩んで来られた世代なのでそう思うのも無理はありません。
「株式投資・増えても減っても・お静かに」これが鉄則!
株式投資はあくまでも自分の為の資産運用ですから、周囲にどう言われようと、自分が良いと思えばやればいいし、やめておこうと思えばやめておけばいいんですよ。
ただ、「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、株を続けていれば自然と株をやっている人と知り合う機会は増えますから、そういう意味では新たな出会いがあるというのも新鮮ですよね。
チャレンジしようとする人の元には同じくチャレンジしようとする人が集まってきますし、努力できる人の元には同じく努力できる人が集まってきます。
株のイベントやコミュニティに参加してみるのも一つかと思います。
その他、Twitterや他のSNSでも、株をやっている人はたくさんいると思うので、新しい出会いを見つけて行って下さい。
